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2023.02.15
意外と知らないジュエリー用語~チェーン編~

意外と知らないジュエリー用語~チェーン編~

「意外と知らないジュエリー用語」第二弾はチェーンの種類について。

 

 「チェーン(chain)」とは、日本語では鎖、チェーン、首飾りを指します。

 「鎖」は様々なものを縛り付けたりつなげたりするものであり「金属が連なっているもの」を総称しチェーンと呼びます。

 今回の「意外と知らないジュエリー用語」第二弾ではアクセサリーとしてのチェーンについて深堀したいと思います。

 

 お手持ちのペンダントトップを取り付けたり、そのまま身に着けたり、ジュエリーライフに欠かせないチェーンネックレス。

 一口にチェーンと言っても、その種類は様々であり、チェーンの種類によってアクセサリーの印象は大きく変化します。

 例えば同じペンダントトップでも、チェーンを付け替えることで何通りでも違った雰囲気を楽しむことができます。

チェーンに注目しその魅力を知ることで、アクセサリー選びがさらに楽しくなります。

今回は当店でよく扱っている4種類のネックレスチェーンについてお話します。

 

【アズキチェーン】

 輪っかの形が小豆に似ていることから「小豆チェーン(アズキチェーン)」と呼ばれます。

 アズキチェーンは丸い輪を一つずつ繋げていった構造をしており、楕円形の輪っかがスタンダードですが、四角形のものや輪っかのサイズや縦横比を変えたもの、カットを加えたものなど様々な種類があります。円の向きが正面と横向きになるため、輪っかがキラキラと反射します。この繊細な輝きがあるのがあずきチェーンの魅力の一つです。

 あずきチェーンはこのシンプルな見た目により適度な抜け感が生まれ、チェーンが主張過ぎず、ペンダントトップを程よく引き立たせてくれます。

  流行や年代問わず使えるチェーンのため、ネックレスチェーンの王道ともいえるチェーンです。

 

【喜平チェーン】

 喜平チェーンは、あずきチェーンと同じように、チェーンの中でもスタンダードな種類で、アズキチェーンと同じく小さな輪っかが連なってできています。

 「喜平」とは、チェーンの輪っかの一つをひねって90度に押しつぶすつなぎ方の名称であり、あずきチェーンは輪っかが正面を向いているものと向いていないものが交互に並んでいるのに対して、喜平チェーンはすべての輪っかが正面を向いています。そのため、あずきチェーンよりもぎゅっと密度の高いイメージとなっており、平べったいイメージあるチェーンです。

 また、その構造からアズキチェーンに比べ千切れにくいのも喜平チェーンの特徴の一つです。

 

【ベネチアンチェーン】

 ベネチアンチェーンは、ボックス型の金具を縦と横に交互に組み合わせているのが特徴で、別名ボックスチェーンとも呼ばれます。

 他のチェーンと比べるとパーツごとの間隔が狭くなるため、同じ長さのチェーンでも、パーツの密度が高いのでドッシリとした重量があります。また、一つ一つのパーツの間隔が狭くてギュッと引き締まっている感じがするため、チェーンの全体的なラインは直線的な雰囲気となります。

 また、一面一面が平たいため光の反射が強く、直線的なシルエットがスタイリッシュな印象を与え、高級感が漂うチェーンです。

 

【スクリューチェーン】

 スクリューチェーンとは細い楕円状の輪っかに、ひとつひとつスクリュー(らせん)状に「ひねり」を加えて編み込むようにして繋げられているチェーンを指します。

 光を反射する部分が多いため、光を受けるとキラキラと多方向に輝きを反射するのが特徴です。また、輪っかのひとつひとつが細いため、見た目が繊細で美しく、他のチェーンと同じ太さであったとしても、スクリューチェーンの方がひときわ輝いて見えます。

 

 この他にも、二重に編んだものを圧縮し、しなやかさのある【ヘリンボーンチェーン】、金属でできた紐のようにつるんとした質感で、シンプルからフォーマルまで様々なデザインに生かしやすい【スネークチェーン】、地金の中を中空にすることでボリュームを持った【ロープチェーン】、金属製のボールが連なり、丸いフォルムがどことなくキュートで女性らしい印象を与えてくれる【ボールチェーン】など様々な種類のチェーンがあります。

ヘリンボーンチェーン

スネークチェーン

ロープチェーン

ボールチェーン

 

 当店では、ペンダントトップのデザインなどに合わせてチェーンを組み合わせておりますがお手持ちのチェーンと着替えてみると、また新たな楽しみ方など発見があると思います。

ペンダントをお求めの際は、是非チェーンにも注目してみて下さい。

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